着物の知識 vol,1
皆様がお見かけする”着物”は仕立てられた既製品が多いかと思います。
今回は”着物”の形になる前の織物の知識をご紹介してまいります。
全ての織物はタテ糸とヨコ糸が直角に交差して組み合わされています。
この組み合わせ方には3つの方法があります。
①平織(ひらおり)
→全ての基本型。タテ糸とヨコ糸が一本おきに交互に組み合わせられたもの。
よって裏表の違いがなく丈夫で摩擦に強い特性をもつ。
②綾織(あやおり)
→タテ糸、ヨコ糸、とも3本以上の糸の組み合わせにより織られているもの。
表面に斜め紋が表れるため斜文織(しゃもんおり)とも言う。
③朱子織(しゅすおり)
→タテ糸、ヨコ糸とも5本以上の糸の組み合わせにより織られるもも。
地風は厚く、やわらかで光沢があり、皺になりにくい特性を持つ。
織り方一つで、仕上がりの表情が変わってきます。
呉服屋さんに足を運んで実際に
手に取ると違いが分かり面白いかもしれませんね♪